妊娠32週での緊急帝王切開

妊娠8ケ月を前にしたある日のお昼休み。
同期の女の子が「ねえ予定日っていつだっけ?」と聞いてきた。

 

「2ケ月後だよ」と答えると

 

「昨日ご飯食べた友達と同じだー!でもその子の方がお腹すっごい出てた・・・てかさ、お腹なんだか小さくなってきてない?見るたびに小さくなってる気がするんだけど」と。

 

「お腹が小さくなる訳ないでしょー着やせかなあ?」なんてその場では笑い飛ばしたけど妙に引っかかった。

 

帰宅後、鏡を見ると小さく・・確かになってる気がする。

 

え?でもそんな事ってある?いや気のせいだよね。いやでも・・

 

ちょうど検診日が翌日だったから聞いてみよう。うん。小さくても元気ならいいや。なんて思いながら眠りについた。

 

エコーもとり先生から「はい順調だね。また2週間後」と言われたので前日の事を相談してみると「うーん?気になるならもう一回赤ちゃん見せてあげるね」と再びエコーに。

 

「ここが頭でしょ・・そして足がここ・・で計測っと」
「・・・あれ?ちょっともう一回母子手帳見せて」と看護師さんに指示。

 

 

何度も何度も測り直す。看護師さんにも一緒に見てもらい何度も。

 

動悸がしてきた。

 

さっきまで順調って言ってたじゃん。心臓の音も力強いねって。
なんなの?大丈夫なの?

 

不安で泣きそうになった時に先生が振り向いた。

 

「あ~・・あのね。赤ちゃん大きくなってないみたい。先月から」

 

「えっでもさっき順調って」
「うん。順調は順調なんだけど。念のため総合病院に転院してくれるかな?紹介状書くからさ。で、この日に行ってほしいんだ。」

 

とカレンダーで指さしたのは5日後。

 

紹介状を片手に呆然とする。頭の整理がつかないとはこのこと。

 

でもまあ・・順調は順調って言ってたし、大きくなってないのは気になるけど緊急性があるなら5日後じゃなく即日だよね。
じゃきっと「念のため」って事なんだよね。

 

そう自分に言い聞かせていた。

 

お腹はずっと痛む。でもこれは私が心配しすぎているからストレスなのかな。
むくみは変わらず酷く、座ることもきつくなり、自宅では常に寝そべって足を上げておかないと歩行すらできなかった。

 

そして5日後。病院の帰りにレンタルしてたDVDを返そうと準備して朝一番に総合病院へ。

 

看護師さんからの検査が始まる。お腹にはめた器械から何も音がしない。
「あれ?機械壊れてるのかな?」と言いながら先輩ナースらしき人に助けを呼ぶ。

 

看護師さんが何人も集まってくる。

 

最終的には師長さんとドクターがきた。

 

「あのね。落ち着いて聞いて。今からもう産みましょう。今手術室開けてもらうように動いてるから。」

 

「は・・?」

 

「落ち着いてね。あなたはもうお母さんなんだから。あのね。赤ちゃんの心臓が止まりかけてる。もういつ止まってもおかしくない心拍数なの」

 


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